栄養管理室

栄養管理室では、食と栄養の面から患者さんの治療を支えられるよう、一人ひとりの栄養状態や病態を考慮した食事の提供を行い、栄養管理に努めています。

栄養管理室ビジョン

  • ・適切な栄養管理を行い、心和むおいしい食事の提供に努めます
  • ・地域連携を推進して「食」をつなぎます

shield栄養管理室について

入院した患者さんに栄養管理計画書を作成し、必要な栄養量を食事として提供しています。歯や飲み込みの状態を把握し、硬さや大きさを個別に対応することでご高齢の方にも食事をしっかり食べてもらえるよう努めています。「栄養管理は治療の土台となる」そんな思いをもって日々取り組んでいます。

shield入院時の食事について

食事の種類

主に一般食と特別食(特別な栄養管理が必要な患者さんへのお食事)に分けられ、医師の指示により、患者さんの病状に応じた食事を提供します。特別食は主に「エネルギーコントロール食」「塩分コントロール食」「たんぱく質コントロール食」「消化管術後食」「脂質コントロール食」などがあります。

食事時間

朝食 午前7:45
昼食 午後0:00
夕食 午後6:00前後

温度

温度もおいしさに関係します。保温保冷配膳車を使用し、温かい物は温かく、冷たい物は冷たく提供できるよう努めています。

選択メニュー

食事の種類により、朝食・昼食について2種類の献立から選べる選択メニューをご用意しています。選択メニューの実施については病棟に掲示される予定献立表でお知らせします。

患者さんに寄り添った対応

◇牛乳を飲むとお腹が痛くなる・・・

牛乳を飲むとお腹がごろごろしてしまう方には、牛乳の代わりとしてヨーグルトや野菜ジュース、乳酸菌飲料などで対応しています。※食事の種類によって対応できない場合があります。

◇おかずが噛みにくい、飲み込みにくい・・・

軟らかいおかずへの変更、一口大にカットする、刻む、ペーストにするなどの対応ができます。管理栄養士や看護師にお声がけください。

◇食欲不振の方

食欲不振の方向けに「あじさい膳」を提供しています。少量のおかずを複数お付けした食事です。
また、食欲不振が続く方には、直接管理栄養士がお話を聞かせていただきます。ご希望の方には「アイス」「シャーベット」「ところてん」「お茶漬け」なども提供しています。

◇その他

主食は、ご飯、お粥、パン、冷や麦からお選びいただけます。※食事の種類によって対応できない場合があります。

  • 成人食
  • エネルギー食
  • 嚥下調整III食

行事食

お正月、新庄祭り、敬老の日、クリスマスなど、季節や歳時に合わせた行事食の提供を行っています。※食事の種類によって提供できない場合があります。SNSでの発信も行っているためぜひご覧ください。行事食掲載記事はこちら

  • 元旦献立
  • 元旦献立
  • ひな祭り
  • 父の日献立
  • 土用の日
  • 新庄まつり
  • クリスマス

shield栄養食事指導について

特別な治療食を必要とする患者さんを対象に、医師の指示のもと、管理栄養士が患者さんの生活背景や嗜好を考慮した栄養食事指導を行っています。そのほか人間ドックでのアドバイスなども行っております。

個別指導(予約制)
外来 月曜日から金曜日の毎日 午前9:30〜午後4:00
(ご希望の場合は医師・看護師にご相談ください)
入院 入院期間中、ベッドサイドにて。
糖尿病、高血圧症、心臓病、腎臓病、脂質異常症、消化管の術後の食事などについて お話させていただきます。
減塩教室 医師の指示により減塩が必要な方に行っています。
地域連携糖尿病指導(FAXによる予約制)

地域のクリニックからのご紹介でも栄養食事指導を行っています。詳しくは地域医療部まで

chevron_right地域医療部
集団指導(予約制)
外来 ①第1・2木曜日 午後3:00〜午後4:30
②第3・4木曜日 午後3:00〜午後4:30
(月によって変更する場合があります。お問い合わせください。)
糖尿病の患者さんを対象に糖尿病教室を開催しています。
医師、管理栄養士、看護師、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師がお話いたします。 ご家族もぜひご一緒にどうぞ。
入院 入院期間中、ベッドサイドにて。
糖尿病、高血圧症、心臓病、腎臓病、脂質異常症、消化管の術後の食事などについて お話させていただきます。

shield栄養情報提供書について

当院から他の病院や施設へ転院される方で、食事に関する情報や配慮が必要な方には栄養情報提供書を作成し、退院時にお渡ししています。

shieldNSTについて

NSTとは

Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略で、食欲不振、嚥下障害、低栄養状態(低アルブミン血症)、褥瘡等がある患者に対して栄養状態を改善して治療効果を高めることを目的に多職種(医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、リハビリスタッフ等)で構成されたチームです。具体的には必要栄養量の計算をし、その結果に基づいて食事、輸液、経腸栄養等の内容を検討したり、薬剤の変更や各種検査等を提案したり、各専門職の特性を活かして栄養サポートにあたります。当院では、平成25年5月から「NST加算」を算定しています。

NSTの活動内容

週1回、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士で回診しています。退院するときには、患者さんに合わせて退院後の栄養についてパンフレット等を差し上げます。当院から他の施設へ移られる場合には、退院先へ「栄養情報提供書」を送付して継続した栄養管理ができるよう、地域連携を強化しています。

  • NSTラウンド
  • NSTミーティング

shield最上地域各施設の食事形態一覧

各施設名をクリックで一覧をご覧いただけます。(H30.3現在)

病院
老人保健施設
特別養護老人施設
有老等

shield各施設の栄養担当者さまへ

最上地域の施設における食事形態一覧について

最上管内各施設より「食事形態一覧表」作成のためのデータを集約して、整いしだい、一覧にして当サイトに掲載いたしますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。

報告用食事分類記入様式

shield出産祝膳

当院で出産された方には、お祝膳をご用意しております。これまでお祝膳を食べたことのある方でも、新たな出産の機会に、新しいお祝い膳が楽しめ、喜んで頂けるよう定期的にリニューアルを行っております。
メニュー
ロールパンorごはん、コーンスープorオニオンコンソメスープ、豚ヒレ肉のデミグラスソース、ホタテの冷製トマトソース、海藻サラダ、祝膳デザート
※肉料理が食べられない方には魚料理をお出しします。
※令和4年3月23日からの実施献立

shield米沢栄養大学との連携事業について

山形県立米沢栄養大学と山形県立病院栄養管理部門は、連携して本県医療の質の向上、人材の育成、資質の向上への貢献に取り組んでいます。県立4病院で、平成27年度より、「学生考案バランス・減塩・地産地消メニュー」(平成27年度~平成29年度)・「学生コラボ・おいしい減塩メニュー」(平成30年度~)を提供しています。
テーマ「ぶりを使った秋の彩り減塩メニュー」令和5年11月13日(月)昼食で提供
つや姫ごはん、ぶりの甘酢だれ、さつまいもと蓮根のしょうが煮、ささみとひじきの梅和え
令和5年度作成「第10回学生コラボおいしい減塩メニュー」
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山形おすすめレシピ

県立病院で提供した「学生考案バランス・減塩・地産地消メニュー」をもとに「山形おすすめレシピ」を作成いたしました。山形県産の季節の食材を生かして、ご家庭でもおいしく減塩に取り組んでみませんか?

山形おすすめレシピ

shield地産地消への取り組みについて

県産米を使用しています

毎月28日は山形県産米の「つや姫」を提供しています。
(通常は山形県産米「はえぬき」)

最上伝承野菜献立の提供

1年に数回、最上の伝承野菜を使った最上伝承野菜献立を提供しています。

最上伝承野菜とは

最上地域には古くから栽培されている野菜が今もなお多く栽培されています。その中でも以下の基準に合ったものを「最上伝承野菜」と呼んでいます。

・最上地域特有で概ね昭和20年以前から存在していた野菜・豆類など

・現在も最上地域で栽培され、自家採種しているもの

1年に数回、最上の伝承野菜を使った最上伝承野菜献立を提供しています。

かぶ 最上かぶ、石名坂かぶ、長尾かぶ、肘折かぶ等
からどり芋、甚五右ヱ門芋、米さずべ芋、等
青端豆、黒五葉、雁喰い、くるみ豆、金持ち豆、等
その他 畑なす、勘次郎胡瓜、最上赤にんにく、エゴマ等

※最上伝承野菜パンフレット(最上伝承野菜推進協議会作成)から引用

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